私は会社のファンドの運用をファンドマネージャーとして行っているわけではないので、ここで言うトレーディングとは自身の個人の資金をトレードしているものです。
基本的に日頃のビジネスの中、もしくは人と話をしたりしている中で投資アイディアを思いつきます。90%以上の確率で儲かると思った時に行動することにしています。
投資対象は基本的に何でもやります。しかし個別の株式はあまりやりません。なぜなら特別な情報で株価が動く場合が多いように思うからです。業績が予想以上に良い。新商品がすごいらしい。等々、かなり細かく個別銘柄をチェックしていなければならず、そこまでは時間がないと思うからです。よって大体の場合、FX・金利・商品・指数(日経平均等)を取引する場合が多い。
やり方は大きく分けて二つあります。
一つ目は、今回のようにシンガポールでホテル隔離があり2週間一日中マーケットを見ることができ、いつでも対応できる場合は短期で売り買いを行います。
自分が思いついた投資アイディアに沿って取引できるかどうかを調べて、できるようであれば、まずは最小単位投資します。そしてその後チャートをWatchしてタイミングの良いところを逆張りで 買う/売る をします。私は証券会社の時に嫌というほどチャートを研究したことがあるので、その知識をバックに最悪をしない。「スッ高値を買わない。どん底を売らない。」ということを常に肝に銘じています。そしてまたチャートをWatchして利益が出たところでCloseしてキャッシュ化し、また次のタイミングを待ちます。
二つ目は、毎日ミーティング等があり常時売買できないという状態の時のやり方ですが、より長期投資になります。上記の短期トレードとは異なり、意識としてはポートフォリオ・コンテストと考えています。つまり自分の投資アイディアに基づいてポートフォリオを決め、ある一定の期間後に誰が一番資金が増えているかを競う大会のよう考えています。まずどのプラットフォームを使ってやるかを決め、ポートフォリオを作ります。例えば現在のように景気が良くなり金利が上がりそうだという場合、コンテナ価格の上昇からヒントを得たのですが、Copper(銅)を買い。経常収支が黒字化してきたオーストラリアのドルを買い。金利が上がりそうなのでUS Treasuryを売るということを同時に行います。このやり方の場合、タイミングよりも配分の方が重要で、チャートで細かい買い/売りのポイントは見ずにまとめてセットします。そして一日に2回ぐらいマーケットをチェックしますが、短期トレードは行わず放っておきます。その投資アイディアによって1週間〜3ヶ月といった感じで投資期間は違います。
上記、本格的にトレードされている方にとってはごく当たり前のことかと思いますが、ただ自分の勘だけで投資をするやり方では長期にわたって利益を出し続けることは難しいと思います。投資ですから実際にやってみて勉強するべきと思いますが、スタートの段階で基本的な考え方・ルールを持つことは重要と考えます。
熊田昌彦/MAC
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