しばしば一緒にビジネスをしている人から、どうやってベンチャー投資案件を見つけるのですか?と質問されます。
個人的にベンチャー投資は長い間行っていますが、正直初めのうちはなかなかうまく行きませんでした。
成功した一つも今考えるとただ運が良かっただけとしか言いようがない案件でした。そしていろいろな経験を積んで精度が上がってきたのではないかと思います。
自分の経験から選定のポイントと考えているのが、
起業家がビジネスを始めるために資金を集める時、「誰からでもいいからとにかく資金を集めたい。」みたいな案件はうまくいかないケースが多いということです。
自分が起業する場合を考えれば分かるのですが、他人の資本が入るということはその他人が株主になります。
そして会社というのは株主のものです。起業家は株主のために会社を運営しなければいけないのです。さらにはビジネスを成功・発展させて、そこから入ってくる収益を株主に分配していかなければなりません。
起業家が夢を持ってリスクに挑戦していく時、誰のために頑張れるかと考えたら、自分の仲間だと思えるような人のためなら頑張れると思います。またそういった株主との関係の場合、苦しい時に助けを求めることが出来たり、ビジネス発展のためのサポートが得られたりということで、会社法の中での株主という位置づけとは違った大きな力になると思います。
ということで良いベンチャー投資案件の見つけ方としては、デューデリの前段階にそういった意欲を持った起業家と良い形で良いタイミングで会うことが大切です。
そのために日頃からやるべき行動
1.自分が尊敬できる、もしくは自分がなりたいと思う経営者、5人を選ぶ。
2.その5人と対等に話ができるように常に自分の知識と経験を積み上げておく。
3.そして継続してお付き合いをする。
これだけです。
良い人のリレーションから良い紹介が生まれます。
これを継続しましょう。
もちろん、ベンチャーキャピタルから何億円も集めるようなスタートアップの場合、また違ったアプローチがあることは言うまでもありません。
熊田昌彦/MAC
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