【金融における仕事としての採用】
私は大学卒業後証券会社に入社し以後金融の世界にいます。
国内の証券会社で平社員の時から外資でマネジメント、そして独立し自分の会社を経営。
どんな状況でも、採用が仕事の一つです。
金融関係のビジネスをする場合、それに必要な人材構成というものがあります。
これはレギュレーションで決まっているものもあります。
アドバイザー、商品開発、オペレーション、コンプライアンス、IT、等々。
実際にビジネスを始める前にこの人員構成を確認し
その人材の必要能力・給与レベルを検討して採用に入ります。
通常の流れは以下のようなものかと思います。
採用募集をかける
↓
履歴書とともに応募がくる
↓
アポイントをとって面接をする
【個人能力の売り込み】
しかしこの採用の流れに変化が起こっています。
「それは働き手からのオファー(提案)です。」
突然、知らない人からメッセージが届きます。
時にはどこの国の人かも、男か女かもわかりません。
「御社のプロジェクト(ビジネス)を見ると、こういう職種が必要であり、有用なはずだ。そして私はこういうことが人並み以上にできる。なので採用を検討してほしい。」
という感じです。
これはよくある営業メールとは違います。個人の能力の売り込みなのです。正直、大学名は聞いたことがない名前ですが、彼らはインターネットでそこにチャンスがあることを理解しているのです。例えば発展途上の国に生まれて、いくら優秀であってもその国で就職を探す場合、その国の賃金のレベルを大きくは越えることはできません。しかしこの方法で賃金レベルの高い国で採用されれば、一瞬にして自分の能力を世界基準の賃金体系の中に組み入れることができるのです。例えば、平均月収3万円ぐらいの国の人でも能力があれば10倍稼ぐことは、それほど難しいことではないでしょう。また世界に目を向ければ、国内の求人から探すよりも自分にフィットした仕事を見つけやすいとも言えます。
私たちも誰でも採用するわけではありません。その人の能力・その人からの提案が私たちのプロジェクト(ビジネス)にとってプラスになると判断した時に一緒に仕事をすることになります。
【誰にとっても普通】
世界で働くということは、私たちが世界に出て行くということだけではなく、外国の人にとっても当たり前のことになってきていると思います。現在コロナの状況で海外で働くことなど想像ができないかもしれません。しかし世界的にテレワークが普及し、やり方もより機能的になり、逆にやりやすくなっているとも言えます。
ビジネスマンがレストランで食事をしていて
この店の客単価いくら
回転率がいくら
味のレベル
サービスのレベル等について話をして、こうすればもっとお客さんが入るのに
こうすればもっと儲かるのに
と批評しているのを聞いたことありませんか?
自分で言っている時ありませんか?
それを売り込むんですよね。
そんなことどうやったらいいの?
そんなことできない?
でもチャンスは自分でつかむしかありません。
日本は恵まれています。雇用環境もまあまあ良いと言えるでしょう。
そして会社に属したらそんなチャレンジをする必要もない。
なのでそこからスキルアップする必要もない。
でも世界の人は必死でスキルアップして自分の能力の売り込みにチャレンジしているのです。
熊田昌彦/MAC
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