【ブログ】自己トレーディング

決めているわけではないのですが、年に1~3回マーケットでトレードをします。運用対象は特に決めずに、日頃のビジネスの中で様々な情報に触れているうちに “これは!”とピンときたもので取引します。株式、為替、BTC、金、他、なんでもやります。取引の仕方も現物、先物、オプションとなんでもやります。

やり方は、これは!と思った情報から方向性を想定します。そして、その商品と自分のアイディアに当てはまる取引手法を決めて、まず最低ロットを取引します。(アイディアによって買うか売るかは違います。)この時まず最低ロットを取引するところがポイントです。実際に取引をしてみないと値動きの大きさや取引する時のコスト感覚というものが分かりにくいものなのです。

その後チャートを見て自分のアイディアの方向性と逆に動いた時に、買うもしくは売ります。つまり逆張りです。例えば何かの運用対象が上がると予想した場合、まず最低ロットを買って、チャートをよく見て、自分が良いと思うところまで下がったら買うというやり方です。

証券マン時代にオプション取引を嫌というほどやったので、その時にチャートをひたすら勉強しました。例えば日経平均を見た時に、日本経済のファンダメンタルは、一日で大きく変化することはないのに日経平均は分刻みで上がったり下がったりする。これは経済のファンダメンタルでは説明できるものではなく、できたとしてもそれを理解した後でのトレードでは遅すぎるということから、日々のトレードのタイミングはチャートで判断するようにしました。

取引している期間もそのトレードアイディアによって違います。三日で終了するものもあれば半年ぐらい続けた時もあります。

現在、私がとトレードしているのがAUD/JPYです。基本的に日銀の国債の買い上げでB/Sが膨らみすぎたJPYは非常に怖いと考えています。最終的にどうなるんだろ?と夜中にずっと考えている時もあります。なのでJPYに対して弱気というのが私の基本的な考えです。そして日本の対外純資産も半分は直接投資(簡単に言うと会社を保有しているような場合です。)ですので、証券投資が半分であった頃と違って、何か有事があったという時に海外資産(会社)を瞬時に売って日本に戻すということができない状況になっています。よって円高に向かいにくいと見ています。こういった背景の中で、オーストラリアは経常収支が2019年頃から黒字にになり中国との貿易の恩恵を受けて増加しています。この基本アイディアからAUDを買ってJPYを売るというトレードの方向を決めて、あとはチャートを見ながら売買をするということになります。取引金額や時間、利益幅、ロスカットの水準等その取引によって違います。

年に1~3回のトレードですが、パフォーマンスはかなり良いのではないかと思います。これを一年間やったらどのぐらいのパフォーマンスになるのだろうと考える時もあります。またこの取引情報をお金で買うという人もいますが、これをメインの仕事にするつもりはありません。

理由は簡単です。まず一年間毎日やるほど90%の確率で儲けられる思うアイディアはたくさんあるものではありません。そして始まったらめっちゃ大変なんです。24時間マーケットにへばりついて集中していなければなりません。例えそこそこの利益を上げたとしても疲労感が半端ない。

それと会社を一つのチームとして、みんなで作り上げる利益の方が楽しいし、永遠に続く可能性があると思うからです。

しかしながら常にマーケットに触れることは、ただの評論家にならないためにも重要なことと考えています。引き続き機会がありましたら個別トレードアイディアもお伝えしていきたいと思います。

熊田昌彦/MAC


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