本日から新しい社員が入ることになりました。
Keikoさんですのでよろしくお願いします!
新入社員というとサラリーマン時代のインストラクターを思い出します。
役職も何もない時で、新入社員を教育する係を任されました。
まず考えたのは、とにかくついこないだまで学生だった人間がいい仕事を
しようとやる気満々で初日を迎える反面、
緊張もしているだろう。
自分が先輩たちに受け入れられるだろうかと心配もしているだろう。
ということで、私が当時考えられる仕事を始める前の準備の全てを整えて
おきました。
(正確に言えば、仕事で使う外交カバンと名刺入れ以外。
これは支店に到着後すぐみんなで買いに行くというのが一つの儀式でした。)
1. 名刺
2. 机・電話
(こんなの当たり前と思うかもしれませんが、私が入社した時は本店営業部、
新人12人で会議室の長机でした。)
3. 文房具、筆記用具、(筆ペンを含む)、レターセット、計算機等
そして
4. 顧客対象リスト
お分かりの通りこれだけあれば今すぐ営業に行けるのです!
新人が支店に到着後、支店のみんなに挨拶してカバンを買いに行って食事をしたら、
それでは今から支店の周りを飛び込み外交をしてどんな人でもいいから名刺を
5枚もらってこいと指示します。
昨日まで学生だった人間ですからびっくりするのですが、とにかくこれが最初の
指示です。
私も経験がありますが、飛び込み外交がどれだけ緊張するか。
当時まだ少し残っていた福島弁とどもってしまってまともにしゃべれませんでした。
これを初日にやることによって昨日まで学生だった人間が一気に社会人となり、
ビジネスマンとしてコミュニケーションをとる術を学んでいきます。
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そして夕方になり、みんなが帰ってきます。
この時点で5枚集められる人間と途中で諦めてしまう人間と両方います。
私はこの時点でその人間の成功がわかるなどとは言いません。
ここからスタートして全員が相当にできる人間に変化していきます。
適切な指導があれば誰でも一定線までは必ず到達すると思っています。
そして頂いた名刺の方へ筆ペンでお礼状を書きます。
今時は流行らないかもしれませんが、当時はベストなやり方と思ってやってました。
そして全員が礼状を書き終わるまで待ち、私が預かって帰りにポストに投函します。
そしてみんなで飲みに行く!
これを毎日毎日繰り返しました。
結果、これだけでも分かりますよね。
全員、すごいセールスになっていきます。
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