今、マニラからシンガポールへ帰る飛行機の中です。
飛行機の中が一番書きやすい。
さっきまでのイベントとこれから起こるイベントにワクワクしながら
狭い空間で集中できるような気がします。
初めてフィリピンに行ったのはもう15年以上前になります。
当時は、怖いイメージが強く、人ごみの中を歩いていると
その中の何人かがこっちを狙っているような不思議な視線がありました。
レストランに行くと窓の外から子供が手を伸ばしてあまったのをくれと言います。
マニラホテルの日本食レストランではハチミツの入った天ぷらが出てきました。
マニラホテルの前のゴルフ練習場では人工芝がなく、
小さい子供が来て土を盛ってその上にボールを置いてくれます。
ちょうど自分の娘がそのぐらいの歳だった時で
あまりに切なくてチップ渡して帰ってもらいました。
そして私が2年前に行った時は、
そのゴルフ練習場は公園になりフィリピン人が健康のためにジョギングをしているのです。
フィリピンの方に失礼になってはいけませんが、
15年前の空気を吸うだけでも身体に悪そうなマニラを知っている私としては、
健康に気をつかい、短パン、Tシャツでジョギングして、深呼吸するなんて
本当に信じられない光景でした。
そのあとボニファシオという金融センターの開発地域を見に行ったのですが、
まず概観ができていて、
野っ原に道路ができて、幾つかでかいビルが建っているような状態でした。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
25年ぐらい前に、中国の上海に行った時、
上海駅の周りはたくさんの仕事を探す労働者が座っていて
駅まで歩くのが大変だったことを覚えています。
どこに行けば何が見れるのかもわからず、
タクシーを頼んで首都高みたいな環状線をひたすら回ってもらいました。
何にも無くて巨大な野っ原のような感じでした。
もちろん、当時の私にはそこに投資をする術もわからず何もできませんでしたが、
その後10年でどれだけ成長したかはご存じの通りです。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
それを思い出したんです。
これってチャンスなんじゃないの?
現在の世の中、ジャンピング現象というのがあります。
私は初めて使った電話は黒いダイヤル式のものでした。
そして、白いプッシュホンに変わり
携帯電話が出て
スマートフォンという流れです。
多分フィリピン人の相当数の人が初めて使った電話は携帯電話だと思います。
(平均年齢23歳)
新興国は、先進国が成し遂げてきたことの幾つかを飛び越えて成長してくるのです。
スピードが圧倒的に早くなります。
その成長のスピード・勢いに乗らない手はないと思いませんか?
やり方が分からないということで見ていたら25年前の上海を見ていた私と同じです。
もちろん結果がどうなるかはわかりませんが、
リスクがあるからと尻込みしていたらやり方が分からず見ているだけと同じです。
でもそこには何らかのハードルがあることも確かです。
それを一つ一つクリアしていくのも楽しいものです!
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