2021.11.09
ブログ🖋『投資を行う仲間たちへのレター』投資動向や海外ビジネス心得
millionadmin
逆襲【ブログ】
「コロナ、コロナ」と言いながら早2年ですが、世界的にコロナ対策が進み、ここ最近メルクやファイザーの経口コロナ治療薬が承認されて、一気に世界が明るくなってきたかなという感じです。昨日は米国で旅行関連の株価が暴騰しています。聞くと飛行機会社のチケット予約が急速に伸びてきて、旅行カバンがメチャメチャ売り上げを伸ばしているということです。つい先日まで家の中での消費関連の数字がとても大きくて、ただただ消費は変わってしまったと感じていましたが、さすがに家にランニング・マシーン二つ置く人もいないだろうし、アルコール消毒も買い過ぎて3年分ぐらいあるのではないかと思ってしまいます。これは私だけではないと思いますが、人っていろんな所に行って、いろんなものを見てみたいものなんですよね。そして社会的な動物の本能でたくさんの人の中に入って、話をして、笑ったり、泣いたり、怒ったり、それで幸せを感じるものだと思います。もしこの世に一人だけの世界があるとしたら、なんのストレスを感じることもなく、逆に幸福な感情も湧き起こらないでしょう。人は楽しい所と楽しくないところがあれば、必ず楽しい所に向かうものです。
これから人々のコロナへの逆襲が始まると思います。ワクチンで防備して、経口薬をポケットに忍ばせ、楽しいことを求めて動き出すでしょう。自分が成長できるところに行くことになるでしょう。人生100年として、その2%、パドリングしながら波待ちをしていたと思えば、良いメディテーションタイムでした。次の大きな波に乗りたいですね。
さて、マーケットを見ると米国株式がものすごい値上がりですね。日本のバブルの絶頂期ぐらいの勢いがあります。エリオット波動で言えば、大きな上昇の波が3つできるのが基本形なのですが、延長という形になってきていて4つ目の上昇に入っています。色々な解説がなされますが、金融緩和、金余りよってお金が証券市場に流れ込んで、それによってテスラやエヌビディアといった数十兆円規模の時価総額の会社が1日で5%も値上がりするといったことが起こっています。4つ目の波が始まる前は、テーパリングが始まる、インフレが大変だと言っていたことが忘れ去られているようです。北海ブレント原油は80ドル台で落ち着いてきておりますが、気候変動の中で今年はラニーニャ現象が予想されています。実際に発生することによって地域によっては極寒の冬が予想されます。これによってコモディティ(エネルギー・穀物価格)の上昇が予想されます。この上昇と人件費の高騰によるインフレの加速によって、金利上げのタイミングが早まるのではないかという話が出てくると突然下向きに転換するということも考えられます。1989年末、日経平均が38,915円をつけた時、来年は5万円だと誰もが言っていました。将来は誰にも分かりませんが、歴史的な出来事と歴史的なマーケットの中にいることは間違いありません。
さてどうなるか?
楽しみましょう!
熊田 昌彦
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