【ブログ】おねだん

成田空港スターバックスから、、
昨日、夜の便に乗る前に香港のビジネスパートナーと食事をしました。
いわゆる海外のユニバーサルライフという保険を扱っている会社の方なのですが、
香港で生まれて、アメリカで勉強し、中国でビジネスをして、
現在シンガポールに住み世界中で生命保険をビジネスにしています。

両親は宝石商だったということで、
香港の典型的なビジネス成功者の家庭に生まれ育ったようです。
お兄さんがそのビジネスを継いだということで、
彼は中国に行き、スイスの高級時計(ある有名なブランド)をビジネスにしたということです。

「ズバリ、小売価格に対して卸値っていくら?」
(ここで原価を聞いたわけではないというところがポイント)
(ま、小売店からすれば原価か??)
(この辺の細かいところは置いといて。)
「ズバリ、50%以下!」

 

つまり、時計屋さんが100万円で一個売ったら50万円以上儲かるということ。
これって高いのか?安いのか?

 

私みたいに時計を買う時はこれっ!て決めて
それ売っているところに行って、「これ下さい!」
というタイプは最高にいいお客さんだな?
時計を置いておいたら人が買いに来て50万円儲かったみたいな。

 

ビジネス的に戦略を練ると
40万円分のコストをかけて、人が入りたくなるようなお店にして、広告して、
一個買ってもらえれば10万円の儲け。

しかし、50万円の物を100万円出して買ってもらうための戦略ってどうすればいいの?

いわゆるブランディングというやつ?
希少性
ステータス
同じものをつけている有名人への憧れ?

 

(別の話)

飛行機でファーストクラスに乗る。
通常、ビジネスクラスでエコノミークラスの3倍の価格
ファーストクラスで5倍の価格
ということを聞いたことがあります。

ファーストクラスって乗ったことが無いんだけど
どんぐらい気持ちいいのかな?

 

新幹線のグリーン車に乗ると確かに広くて仕事し易いし、
寝てても隣の人にあまり気を使わずに眠れるので
なんとなくこのぐらいの価格なのかなと思う。

 

じゃあ、バスにファーストクラスがあったら
いくらならお客さんはお金払ってくれるのかな?

周りでみんな立って吊革につかまって
汗かきかき英語の勉強かなんかしている脇で
ダーーンと脚伸ばしてアイマスクして寝ていたら、
ケンカになりそう。

 

結局 、

バスの日常
新幹線の実用性
飛行機のちょっとあまりない世界への移動
(例えばリゾートへ向かう飛行機。)
(海外出張もそんなにたくさんあるものではない。)

というものになるとだんだん現実離れしてきて、払うお金もどのぐらいが現実なのか
分からなくなってきて、「XXX金額です。」と提示されて、
お金がある人はそんなもんなんだと思って払う。
ということなのか??

 

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ということで、昨日の食事の場面に戻って、

私の友人が中国でビジネスをしていた時、彼が感じたのは、
中国はここ20年ぐらいで強烈に経済成長をしており、

彼曰く、何もないところ、何も買えないところから
突然何でもあって、何でも買えるようになり、
価格の感覚が現実離れしてきて、
どんなものでも買えるなら買うという消費行動になってきたということです。

新しいものがいきなり目の前に出てきて、
そこにその分のお金があったから買ったというような感じです。

これってビジネスでいうブランディングとはまた違う消費感覚だというのです。

少々話が難しかったのですが、
さらに、中国はお金持ちになるスピードと教育のスピードが一致しておらず、
現実の経済状況、現実の価格感覚が教育されていない。もしくは遅れている。
という解説をするのです。

なるほど。。

確かに時間が経つとともにどんどん変化して、近代化していく様子を見れば
将来は華やかな世界しか想像できなくなるのもわかるような気がします

時代に取り残されるような焦りみたいなものを感じるのもわかるような気がします。

その一方で中国の景気悪化、不良債権の増加というようなことが問題視されております。
中国人が現実に気がついた時を予測しなければなりません。

先日、英国ののEU離脱という問題が発生し、
これに対して世界中が影響を受けて右往左往しております。

もし中国に何か大変なことが起こったら日本は対岸の火事と見ているだけ
という訳にはいかなくなるでしょう。
世界中が世界中を見回して危機管理をする時代になってきたなと感じております。

この危機管理のおねだんはいくらになるのか?
破格なものであるのは間違いありません。

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