2021年4月のマーケット状況をうけてのアドバイス【ブログ】

お元気でしょうか?
先日、引越しをしました。

2010年に渡星し、2021年4月に同じマンションで引っ越し4か所目

2010年の終わり頃、シンガポールに来て、翌年の東日本大震災の時はまだ家が無かった。安いホテルに20連泊とかして、その後、クリスチャンのお宅に下宿したりして、何も分からず苦労したけどいろんな人が助けてくれて、なんとかなるもんだなと今では懐かしい思い出です。会社をリーシェンロン首相の従兄弟の方の会社に間借りさせてもらって、そこから2ブロック、歩いて5分のところにマンションを借りた。少々家賃が高くてビビったが、これくらい払えないようじゃシンガポールで成功できるわけないと思い、思い切って決めた。日本の証券会社を辞めた理由の一つに子供に学校を何度も転校させたくないということがあったので、それまで住まいは完全に子供優先で決めていた。シンガポールに来て初めて自分の希望だけで決めた家はすこぶる快適だった。そして今回、同じマンションの中で4か所目の部屋になります。つまり同じマンションで3回引越しをしているということになります。これを読んでいる方の中にもたくさんの人に来ていただいて、泊まっていった人もたくさんいます。今のところコロナの影響で簡単に来星することができませんが、是非新しい家にもお越し下さい。

2021年4月5日現時点でのマーケット状況

マーケットの方を見ると今年最大のテーマになっているアメリカの金利上昇が続いています。現時点で米国10年債利回り1.723% これに伴ってここまで米ドル高、円安の流れが続いている。この米国の金利上昇がなぜ問題かというと、あまり金利が上昇すると銀行預金で十分利回りが出るようになり、リスクをとって株式で運用しなくても良くなる。つまり株式が下落するということになるということです。しかし、ここで私が最も心配しているのは日銀が保有している国債についてです。日本国債の発行額は約1000兆円ですが、そのうち日銀の保有額は約500兆円(50%)です。そして下記のデータ(日経新聞より)から見ると日銀の総資産のうち76%が国債ということになります。
米国の金利が上昇した場合、日本が影響を受けないということはあり得ません。債券は金利が上昇すると価格が下落しますから、535兆円の資産が目減りしていくということになります。もし、資産が減って日銀が債務超過というようなことになったら、世界の金融機関は日本の円を一切信用しなくなるでしょう。円の価値が強烈に下がるということになります。そしてハイパーインフレが予想されます。

一つ言えること

こういった究極の話はもう10年以上にわたって言われ続け、実際にそのようなことは起こっていません。そして本当に起こるのかどうか?いつ起こるのか?ということを正確に予測することはできません。しかし一つ言えることは、日銀はあまりに大きな金額の国債を買い込んでしまっているということと、それを売ることは決してできないということです。なぜなら日銀が売れば国債の価格が下がることになり自分で自分の首を絞めることになるからです。ではどのくらいまで買い続けられるのか?? 本当にギリギリのところに来ていることだけは確かです。

アドバイスできること

私がアドバイスできることは、海外の金融機関で米ドル資産を保有することが基本です。
もちろん他の通貨に分散するということも考えられますが、世界の基軸通貨である米ドルは基本になると考えます。

コロナのおかげでほとんどシンガポールのオフィスにいます。何かありましたらいつでもご連絡頂ければと思います。
くれぐれもご身体にはご自愛ください。

 

熊田昌彦/MAC


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