こんにちは、皆様お元気でしょうか。
先日、長女の入学式に行ってきました。学校は、私の希望通り寮のある学校で、親元を離れて生活をすることになりました。「女の子でよく寮に行かせるね。」と言われることもありますが、この激動の社会情勢、経済環境のなか、先ず一人で生きていける人間になって欲しいという私の考えから、これが良い選択なのではないかと考えております。しかしながら、中高一貫ですので、もし大学も遠いところに行く事になったら、本当にもう帰ってこないような、なんとも淋しい気持ちになりました。本人はいたって楽しそうに準備をして既に生活も始まっておりますが、私一人がどうも淋しい感じになっております。将来この選択が間違っていなかったと思えることを信じて仕事に集中したいと思います。
さて、ファンドの動きについてですが、このところ為替や株式のマーケットはサブプライムローン等の問題から、荒れた展開になっておりますが、ファンドの成績については上昇しているものもあり、ヘッジファンドの特徴が少なからずでているのではないかと思います。株式や債券等の従来資産に組み合わせて保有することにより、分散効果がでて投資効率が上がるという実例になるような動きですので、お客様のポートフォリオのパフォーマンスをこのタイミングでチェックして頂ければと思います。
今回のニュースとしましては、Dominion XファンドのうちNorwichのファンドが21億ポンドの追加ボーナスを発表しました。これは、通常のパフォーマンスからの分配やボーナスとは別に追加されます。保険会社のInherited estateと言われるもので、Orphan fund(みなしごファンド)とも言われております。つまり、100年以上に渡って保険が運営されておりますと、支払いの請求がされない契約がでてきます。いろいろな理由が考えられますが、保険会社は、わざわざ契約者を追いかけて、例えば死亡を確認し、次に受取人を追いかけて支払いをするということはしません。こういったお金が積み重なって残っている訳です。しかしながら、この資産は、保険契約者、もしくは、受取人の資産ということが言えますので、保険会社を監督する機関は、これをあまり積み上げず、何らかの方法で契約者に還元しなさいといった指導をします。この指導に沿ってNorwichは支払いを決定したということです。
それでは、この仕組みは別としまして、ファンドパフォーマンスとしてどのくらいのインパクトがあるかというと、年率にして約10%になると言われております。このパフォーマンスが通常の運用によるパフォーマンスにプラスされるということです。そしてこの21億ポンドは3年に分けて支払われますので、3年間はこの上乗せが続くということになります。
今回の発表はNorwichのみで、Prudentialはまだ発表していないのですが、近いうちに発表されるだろうと予想されております。しかしながらあくまでもこれは予想ですので確定事項ではありません。ちなみに今回発表したNorwichはInherited estateを52億ポンド保有しており、その内の21億ポンドを追加ボーナスとして支払うと発表しましたが、Prudentialについては、Inherited estateを90億ポンド保有していると見込まれております。いずれにしましても、DominonのXファンドは、財務内容の非常に良いウイズプロフィット・ファンドを選択していると言えるのではないかと思います。
来週は、香港に出張しまして、Fund Forum Asia 2008に出席してきます。世界中からファンド会社が参加しますので、個別ファンドで良いものを探すことと、最近のファンド動向を勉強してきたいと思います。
また、報告致します。今後ともよろしくお願い致します。
コメントを残す