ブレアガリア マリネラホテル(黒川紀章設計)にて
3.3レフ(約204円)ってなんの値段でしょう?
ブルガリアのスターバックス コーヒー・トールサイズの値段です。
日本だと345円。
3.3レフ(約204円)のスタバのコーヒーは世界最安ということを聞きました。
ブルガリアと言って何を思い出しますか?
・ヨーグルト
・琴欧洲
他・・・
なかなか難しいですよね。
私も色々な国に行きますが
東欧の国というのは金融のビジネスとは少し縁遠く
あまり知識がなかったというのが正直のところです。
ブルガリアの経済を日本の地域でイメージすると
北海道の面積に
埼玉県の人口があり
青森ぐらいの経済があるということになります。
私がブルガリアに行くようになって気がついたのですが
私たちが資本主義経済の中で仕事(ビジネス)をして
お金を稼ぎ
豊かな暮らしを求めて努力していく
という当たり前なことが
ブルガリアではまだ当たり前ではないということです。
1989年に共産主義が終了し資本主義経済へと移っていくのですが
約30年経っても共産主義の時代がよかったという人もいて
努力をして、たくさん稼いで、成長していくという感覚にピンときていないようです。
(もちろん、競争をして、お金を稼ぐことだけが正しいというわけではありません。)
単純にわからないんだと思います。
そりゃそうです。
今まで、与えられた仕事をやり、
与えられた物の中で生活をしてきた人間が
急に自分でビジネスをして、お金稼いで、自分で生活しなさい。
と言われても
そんなに簡単に変われるわけないですし、
できるわけないですよね。
その中から才能のある何人かが大成功するのだと思いますが。
ブルガリアには、まだ資本主義のほんとうのの資本が入っていないのだと思います。
代わり映えしないサービスのビジネスばかり。
店さえ開けておけば自然とお金が入ってくると思っているのか?
ブルガリアから特別な観光地ってなかなか思い浮かばないですよね。
観光地を作っていないからです。
観光地に付加価値をつけてブランディングしていないからです。
電車の中吊り広告、1両ジャック、2週間、EUR1000(約12万円)
考えられない安さです。
多分広告の意味があまりわからないのではないかと思います。
世界中歩くとさまざまな世界に出会います。
日本では当たり前だったこと
今までの人生でそれが正しいと思っていたこと
それと違う世界が普通にあるんだなと感じる瞬間です。
以前、こんな話を聞いたことがあります。
二人の営業マンが、裸足の原住民に靴を売りに行った話。
その後社長への報告
一人は、 「残念です。誰も靴を履いていませんでした。」
もう一人は、「最高です!まだ誰も靴を履いていません。」
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こんなところにこんなチャンスがあったのかと
ちょっと隠しておきたいような
でもどうしても言いたいような
宝物を見つけた気分です。