10月3日から1週間、スイスの中心都市「チューリッヒ」と「ジュネーブ」に行ってきました。
出張の目的は、以前からお客様に提案しているポートフォリオのコアに採用していたヘッジファンド2社と機関投資家向けのヘッジファンド1社とのミーティングと、プライベート・バンク2行の視察です。
スイスはオルタナティブ投資商品ヘッジファンドのメッカで、現在およそ2,000社のファンド会社が、個人資産から年金や保険会社の運用資産の受け皿となっています。
3つのヘッジファンドはそれぞれ十分な運用実績のあるファンドで、運用手法もそれぞれ異なります。
保守的な運用のAファンドは年平均リターンが6%〜7%
ミドルリスクのBファンドで約10%
そしてハイリスクなCファンドは、世界的に有名なヘッジファンドに2倍のレバレッジを掛けたファンドで、今年の年初来で約20%のリターンをあげています。
しかもいずれのファンドも株式市場との相関性は低く、例えばS&P500などの指数に連動するインデックスファンドと一緒に保有することで、高い分散効果が期待できます。
実際にファンドのCEOと面談する意味は、そのCEOの経営/投資理念やファンドの運用戦略を確認する事はもちろんの事、実際に足を運んでスタッフやオフィスの雰囲気に触れる事で、そのファンドの数字に表れない部分を感じ取れます。
質素だけどもモダンでオシャレなバーカウンターのあるオフィスや、10人弱のスタッフで1,000億円以上もの資産を運用しているファンドのオフィスは洗練されていて先鋭的で好感が持てました。
オフィスやスタッフの雰囲気の良し悪しが実際の運用パフォーマンスにどれほど影響するか数字的根拠はありませんが、私は相関性が高い気がしています。
またこの3ファンドは今まで個人が直接投資する事は出来ず、プライベートバンクやポートフォリオ・ボンドからしか投資することができませんでしたが、今回のミーティングで、今後直接投資ができる助言対象ファンドに加えられる事になりました。
皆様にとって良い投資機会を紹介できる事がとても楽しみです。
次回は「プライベートバンク」についてご報告したいと思います。
ミリオンマイルコンサルティング代表取締役 織田氏と