【ブログ】海外オルタナティブファンドニュースNo.87

皆様、お元気でしょうか。

最近、全国を飛び回っており、先週は、四国、松山と高松出張に行ってきました。自然がきれいで、空気がきれいで最高ですね。訪問させて頂いた皆様には、お時間をとって頂き感謝しております。また、スケジュールを合わせながらどこへでもお伺いしたいと考えておりますので、タイミングが良いところがありましたらご連絡頂ければと思います。

その間、ヤンキースがワールドシリーズで優勝して、松井選手がMVPに選ばれたのは、本当に嬉しかったです。私が、何かを成し遂げたわけでもないのですが、日本人が世界で活躍すると、勇気付けられ、自信のようなものが湧いてくるのですから不思議ですね。

さて、マーケットの方ですが、少し動きがでてきたようです。まず、金融の機能が回復してきておりヘッジファンドにも資金が戻り始め、投資銀行がマーケットでの運用で驚くほどの利益を出したり、マーケット自体が活性化してきているという感じです。活性化したからといって株価が必ず上昇するという意味ではありませんが、リーマンショック以降のように明らかにフェアバリュー(正当な価値)とは思えないような価格が付くということが無くなり、運用者も様々なノウハウを使いマーケットを分析し、フェアバリューとマーケットの価格のズレを発見し、それを利用して利益をあげていくということが可能になったということです。

この間の動きの中で顕著なのが、金価格の動きです。これについては、いろいろな要因が考えられますが、先ず第一に、先進国と言われる国の景気が停滞している中、新興国の経済成長には目を見張るものがあります。新興国が経済成長していくということは、インフラの整備や設備投資、さらには商品の製造のために、資源が必要になるため、その資源の代表的なものとして金が買われているということがあります。そして第二は、アメリカの相対的な地位低下から米ドル資産の下落が予想され、そのリスクから逃避するため金を買うという行動をとっているということです。そして、第三は、昨年来、景気が落ち込み、世界的に金利を下げてきており、同時に景気浮揚策としてお金を市場に出すという、いわゆる金融緩和を過去に無いぐらいの規模で行っている訳ですが、これを行うとお金の価値が下がるということになります。何でもそうですが、たくさんある物の価格は下がっていく訳です。そうなるとどういうことが起こるかと言いますと、お金の価値が下がる前に物に換えておこうという行動が予想されます。つまり、インフレの兆候です。これによって世界的に同時に物に換えるという行動が起こり、結局は物の代表である金にお金が流れ込むという現象が起こっているのではないでしょうか。

この環境をふまえて、Man Investments Australia が、AHL Gold を募集します。ファンドの概要は、まず、投資資金に160%のレバレッジを掛け、100%をAHL に投資し、60%を金に投資をします。この60%の部分は金を買いで保有するだけになります。よって、今後、金の価格が上昇すると判断すれば、AHLプラス・アルファのパフォーマンスとなりますので、この環境にマッチした運用になるのではないかと思います。通貨は、AUD建てになります。

詳細、質問等ありましたら、何なりとご連絡頂ければと思います。

今後とも、よろしくお願い致します。

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