株式 <リスク管理編>【投資ブログ】

本ブログでは私 熊田昌彦がオフショア投資ビジネスの中でのエピソードを紹介し、具体的なプロダクト/スキームの説明をしています。

今回は「株式 -リスク管理編-」がテーマです。

前回までのおさらい

さて、前回までのおさらいになります。
私の投資ポートフォリオをカテゴリー分けすると以下のようになっています。

  1. ヘッジファンド
  2. プライベート・エクイティ
  3. 株式
  4. 債券
  5. プライベート・バンク
  6. コモディティ
  7. 仮想通貨
  8. 不動産
  9. 保険
  10. 節税

当初、わたしが投資している個別株式は日本株が中心でした。徐々に投資の年を重ねていくうちに、オフショアへの投資が多くを占めていました。

トレーディングの中で最重要事項とは?

「リスク管理」です。

「リスク管理」と言っても、そのやり方は様々。その投資家の経験や生活スケジュールによっても異なります。本日ご紹介するのは会社経営を行いながら、一個人として投資を行う私のやり方です。参考になれば幸いです。

本ブログは自身の経験をリアルに書いています。より具体的な話が聞きたいという方は、右をクリック下さい。
※契約成立前のご相談は無料です。

トレーディングにおけるリスク管理の一例

リスク管理① 証拠金×ポジション(レバレッジ)

株式指数やコモディティでトレーディングをする場合、「レバレッジ」がかかります。ここでいう「レバレッジ」とは、他人資本を使って(借入利用)、自己資本のリターンを高めることです。

「レバレッジ」の可能倍率はブローカーにより、異なります。私自身、調子に乗り、過大なレバレッジをかけて大損を出したことがあります。その経験を踏まえ、以下のリスク管理をとるようになりました。

リスク管理① 証拠金×ポジション(レバレッジ) <<実例>>

➊まず、担保(保証金)に入れる金額を10万ドルとする。

➋次に、その10%つまり1万ドルを一取引の最大金額に設定。私が使用している二つのブローカーは発注の際に必要証拠金が確認画面に出るので必ず、1万ドル以内。少しも超えないにする。

➌そして、取引を合計5取引までとする。取引中、良い条件の取引が他に出てきて6取引やりたくなる時もあるが、マイルールは忍耐強く守る。こうすることで、預けてある証拠金の半分以内の証拠金利用で取引が可能に。

商品やマーケットによってボラティリティが異なる為、違うやり方がよい場合もある。ただ、そこまで考えると実際の短期トレード時、複雑すぎて発注ミスの原因にもなりうる。マイルール保守でリスク管理ができる。

❹最大5取引の内、1銘柄は最大3取引とする。<Nasdaqを3取引+他コモディティ2種類各1取引>といった具合だ。Nasdaqのボラティリティは私の感覚に合っている。デイトレもできるので×3まで取引し、寝る前に×3⇒×1へポジションを減らすのもよくやる方法だ。

リスク管理② ロスカット

先物取引で「ロスカット」も見逃せないポイントです。そのノウハウ一つでパフォーマンスが上がるとも言えます。「ロスカット」についても千差万別の方法がありますが、ここで紹介するのはあくまでも私のやり方の一部です。

リスク管理② ロスカット <<実例>>

➊まず、通常の1単位取引で、昼間はロスカットオーダーを入れない。チャートを見ながらEntry時の理由と違う動きの際にロスカットする。

➋ナンピン買/売をほぼやらない私の場合、1取引をしてから予想通りに動き出したところで、上乗せすることが多々ある。買って上がったら、もっと購入。この場合、急に逆に行くと大損の可能性がある為、損の金額に耐えられるレベルにロスカット・オーダーを入れる。

逆に上乗せした後にさらに良い方向に進んだ場合、2回の取引の平均コストに逆指値を変更。これによって、いわゆるフリーライドになり、損がなくなる。じっくり利益の幅を大きくすることを狙う。

➌寝る前にはポジションをできる限り減らす。残ったポジションには必ずロスカットオーダーを入れる。フリーライドのものはそのままでも良いかもしれない。他は、過去1ヶ月位のチャートから1日最大幅を確認し、その少し上の数字に設定。CPI発表日やFOMC等、特別日は除く。

例えば、2022年9月23日現在。Nasdaq取引は1.5%・天然ガス取引は3%といった具合だ。その率を寝る前の現在価格に掛けることによってストップロス・オーダーの価格を決定。

1日にそれ以上動く場合もある。ロスカット・オーダーを入れるのだが、この幅があまりに小さいとすぐにロスカットに引っかかる。朝起きたら、ポジションが無くなり、価格が戻っていたということになりうる。

自分に適したリスク管理が身につける

ボラティリティの高い運用対象は一晩のうちに高確率でそれが起こります。どの幅が最適かの見極めは非常に難しいです。なるべくシンプルにしたい私の場合、パッとチャートを見て決めます。トレーダーの経験を積むことにより、自身にとってのベストな幅が分かり、リスク管理ができるようになります。

最後に

繰り返しになりますが、リスク管理はトレーディングにおいて最重要項目と考えてます。ある意味、投資対象を選ぶよりも大切です。その際、他のトレーダーのリスク管理方法は大いに参考になります。

実際のところ、人によってライフスタイルは違います。常にマーケットを見れる人もいれば、一日一回のみの方もいるでしょう。自分の生活リズムに最適なリスク管理の態勢を確立することが必要となります。

熊田昌彦 Masahiko KUMADA  (MAC)
million mile consulting
Managing Director
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