皆様お元気でしょうか。私は、相変わらず飛び回っております。毎日、びっしりアポイントが入っている訳ではないのですが、土日が無いというのが少々辛いところです。しかしながら、上手く休みをとりながら、皆様から必要とされる時になるべく素早く対応できるよう態勢を整えておきたいと思いますので、何か質問等がありましたら、電話・メール・他、どのような形でも構いませんのでご連絡頂ければと思います。秘書の鈴木も手続き関係につきましては、完璧に対応できますので安心して質問して頂いて構いません。
さて、最近の動きを見てみますとなんと言っても、為替の動向がハッキリと方向性を示しているのではないかと思います。ポイントとしては、全ての通貨に対して円が安くなっているということです。要因としては、金利差、日本人の投資動向(日本→海外)、最近の年金問題等があげられると思います。
そこで考えるのは、円が安くなったらどうなるのか?ということです。輸出企業は輸出し易くなって利益が上がって良い傾向なのではないかと思われるかもしれませんが、輸出し易くなるということは、輸入しにくくなるということです。つまり、輸入物価が上昇してくるということが分かり易いと思います。日本は外国からいろいろな製品を買って(輸入して)いますが、その価格が上昇することになりますので、日本人は海外から製品を買いづらくなります。そして海外の企業は日本人があまり買ってくれないとなると他にマーケットを探すようになります。例えばお金持ちが増えてきたと思われる中国なんかにマーケットを求めるというのが分かり易いのではないでしょうか。そうすると、日本に海外からの商品があまり入ってこなくなります。その結果、日本で買える製品が少なくなるということです。さらに、少ない商品に対して買い手がたくさん存在するということになると、それがまた、価格上昇の要因となります。つまり、インフレの芽が出てきたということです。現在のところ、日本人は過去に蓄えた、もしくは、輸出によって儲けたお金がありますので、少々高くても購入する力がありますが、それがもし途切れてしまった場合、インフレが本格化するのではないかと思います。つい先日までデフレ、デフレと大騒ぎしていたのにそんなことあるのかと思われるかもしれませんが、世界にはインフレを経験したもしくは経験している国はたくさんありますので、日本にだけはそのようなことは無いとは決して言えないのではないかと思います。
もし、インフレがおこりますと、様々なマイナス事項が考えられますが、そのようなリスクも考えポートフォリオの構成を考えなければならないと常々考えているところです。
オイルショック以降インフレ経験の無い日本人としてはピンとこないところもあり、なかなか難しいところです。
今後ともよろしくお願い致します。
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