<トレーディングには限られた時間しかない>
私はファンド会社とコンサルティング会社を経営しており、経済や金融マーケットについては詳しい方であると思う。しかし、実際に仕事として資金を動かすファンドマネージャーではないので、会社経営のための出張によるミーティングや会社内のオペレーションに使う時間が多くトレーディングには限られた時間しかない。またトレーディングだけで考えるとプロフェッショナルではないので、自身の資金を運用するだけであり、他人の資金を預かるファンドマネージャーと比べてプレッシャーが無いと言える。
<トレードの手法を体系化する目的でこのレポートを書き始める>
そんな中で独立以後投資アイディアが浮かぶ毎にトレードをしてきた。年に1~3回といったところだろう。トレードしている期間も数日の時もあれば3ヶ月ぐらいに渡る時もあった。パフォーマンスについては勝敗の数で言うと負けた記憶が無い。いつも勝っている。しかしそれは年に何度かの最高のチャンスにのみトレードしていただけだからではないか?そしてトレードの手法も多岐にわたりその時の勘に頼るトレードが多かったために再現性が乏しく、他の人へ伝えることができない。
この自身の過去のトレードの手法を体系化する目的でこのレポートを書き始める。途中変更も考えられ、もしかしたら終わりがないかもしれない。
上記のトレードは、ある程度短期の投資手法についてであるが、一方で長期的な運用としてヘッジファンドは長く保有している。さらにPE投資については過去の失敗経験も多いが、ここ数年成功の確率が上がっているということと、成功した場合のパフォーマンスは極端に良くなるので体系化の中に組み入れていく。
<運用対象・手法>
どんなAssetでも資金運用としてTradeできるものであれば対象とする。過去、株式、FX,BTC、各種先物取引全てを対象としてきた。しかしながら、個別の株式については時間が無く現在対象としていない。銘柄が多すぎて一社を深く研究し、決算の予想、社長の性格、環境の変化を総合的に分析し瞬時に売買するためには、Full TimeでTradeに時間を使えなければ勝つ確率が低いように思えるからだ。それよりも世界中を歩いて経済状況を自分の目で見ることができ、世界中に友人がいて直接情報に触れることができるという自分の強みを活かして少しでもアドバンテージのあるところで勝負すべきと考え、よりマクロ的に見て売買が可能なFXや各種指数を対象としている。
ex. FX、US treasury、J G B、日経225、Nasdaq、Oil、Copper、Gold、BTC、etc
運用手法についても投資アイディアに合わせて考えている。そしてそのトレードをするために必要なプラットフォームを探し、アカウントが無ければすぐに開設するというやり方で広げてきた。FX、各種先物取引、オプションを取引できる状態にしておく、Crypto(BTC/ETH等)関係は、Fiat(現金)からBTC/ETHに交換できて、Exitの際にFiat(現金)を出金できるということがポイントになる。
実際の取引についてはLongもShortも機動的に行う。Short (売り)から入ることに対して苦手な人もいるが、投資アイディアに基づいてフラットな考えで入るべきである。
ex.現在(Mar 2021)アメリカの長期金利が上昇する予想が多くなっているが、この場合、US treasuryの先物にShortで入ることになる。債券先物が下がったら利益になるという取引になる。
確定はしていないが、今後以下の項目について、2週間に一度の頻度でレポートをしていく。
- 運用対象・手法
- ポートフォリオ
- 投資アイディア
- トレンドの重要性
- Entryのタイミング
- Exitのタイミング
- ヘッジファンド
- Private Equity
熊田昌彦/MAC
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