円【ブログ】

ヨーロッパに追随する形で、シンガポールもアフターコロナになってきました。具体的には、街中の人が増え、そら(愛犬)の散歩でも歩きにくいと感じるようになりました。さらに、散歩中に「So Cute」と話しかけられるようになりました。「パピー(赤ちゃん)? 何歳? 男の子、女の子?」と質問されて、数十秒のコミュニケーションをとります。話しかけてくる人達は誰もが笑顔で、私もついつい笑顔になります。

人々が心通わす世の中

やはり、共通する何かを通して人と人が心を通わせることは大切なことなのだとつくづく感じます。スポーツでは、人々が同じチームを応援して、同じ感情を共有します。劇場や映画館でも、同じ目的で人々が集まります。はるばる飛行機に乗って友人と会うことも、心通わすためです。

今後、日本にたくさんの人が集まってくるといいですね。

渡航と日本円

 

日本国債-円

ところで、先日TV番組の中で内田稔氏(為替アナリスト)が日本国債についてコメントしていました。日本の負債総額は、GDPの2倍以上であり、先進国ではダントツのトップです。

幸いにも、格付けはA(シングルA) となっています。しかしながら、現況からするとBBB(トリプルB) でもおかしくないレベルであるということです。

【BBBに格下げされない理由】

日本国債が【BBBに格下げされない理由】を内田氏がおっしゃっていました。それに私がコメントをつけてみました。

1.経常収支が黒字であるため
→(熊田コメント)民間部門の経常黒字を政府の借金と合わせて考える事に疑問を抱く

2.消費税をさらに、20%に上げる余地があるため
→(熊田コメント)消費税をもう10%上げられるので日本は大丈夫だと格付け機関が見ている。そんなことしたら、景気にとって最悪じゃないか。余計なお世話。

3.プライマリーバランスを黒字化する意志があるため
→(熊田コメント)もし、政治家がプライマリーバランス黒字化を無視しようというような発言をしたら、格付け下げられるということ? おーこわっ!

上記三つ、格付機関が評価のポイントにするべきことのようには思えません。
また、どれもふわふわしていて、いつ何時状況が変わるか、政府高官が問題発言を起こしてしまうか分かりません。

そして、万が一、格付けがBBBになった場合が問題です。日本の国債は相当に売られることになるでしょう。これは国債が破綻する、しない、の理論でも理屈でもありません。

A→BBBに格下げされたら

A : リスク掛け目  20%
BBB:リスク掛け目  50%

A(リスク20%)だったものが、急にBBB(リスク50%)になったらどうなるでしょうか。世界の機関投資家は資産の保有リスクをどのぐらいまで取れるかということが決まっています。彼らは格下げしたBBBランクの資産は有できない、もしくは、減らさなければならないということで、機械的に売ることになるのです。初めに、パパッと計算。次に、数字をコンピュターに入力。最後に、発注のボタンをクリックする。これだけの作業なのです。

円暴落

円の暴落は既に始まっている

現在、円安が進行しています。輸入物価が上がり、インフレが高くなってきた時に、日銀の策としては金利を上げることになるでしょう。
日本国債の暴落か円の暴落か、もしくは両方か?ある意味、円の暴落は始まっているとも言えます。

コロナが明けて海外に旅行に行けるようになってきました。ところが、行った時に気がつくでしょう。海外の物価はめちゃくちゃ高い。日本が一番安いと。
長期的な円の下落は既定路線のように思えます。資産を守るためには海外(外貨)に投資をするのがまず基本であり、常識になりつつあります。

※本ブログを書いている今のレートです。
2022年6月7日(火)11:04 AM (シンガポール時間) USD:131.89円 EUR:141.07円 SGD:96.12円

熊田 昌彦

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