働き方改革以前
日本では働き方改革ということで
長時間の残業をやめようとか
有給休暇をきちんと取得しよう
という流れになってきています。
改革しようというぐらいですから
最近までは
長時間残業で
有給休暇も取らずに
ひたすら働いていたということです。
この改革ができない会社はブラック企業ということで
就職で不人気になり採用が難しくなったりします。
今年、私の上の娘が半分国営企業のような会社に就職しました。
夏休みは、1週間、会社からすでに決められていて
さらに毎月1日は、有給休暇取得が義務付けられているそうです。
ま、いい世の中になったなと思います。
証券会社入社当時のわたしの働き方
私が証券会社で働き始めた時は、
毎日ひたすら残業していて
飲まずに帰っても午前様。
土曜日は半ドンでしたが、普通に夜まで働き
ある日曜日、寮の部屋で目が覚めると時計は4時、
外は薄暗く、
まだ4時かと、
もう一回寝ようとすると部屋の外が騒がしい。
もう一回時計を見たら、夕方の4時でした。
どんだけ寝てたのか?
唯一の休みの日がほとんど終わってしまった。。
これを読んでいる昭和入社ぐらいまでの人はなんとなくわかりますよね。
本店営業部から法人部に転勤になって
ちょっと特殊部隊というような部署で
私が働いていた証券会社が
それまでに
お客様にできていない
もちろん幹事証券にも入っていない
東証2部と店頭市場の会社22社を担当して
お客様にするか
幹事証券になれ
というのが任務でした。
初めて、新部署の全員が集まり
社長主催のランチに呼ばれて
「君たちは全国から集められたグリーンベレーだ。」
とか言われて
入社して2年目の私は
こりゃ、やるっきゃないと、
完全にその気にさせられてしまいました。
だけど、その証券会社が創設以来
何人もの営業マンが
会社・社長個人をお客様になってもらおうと攻めまくっているのです。
それで誰も攻略できない会社です
そもそも会ってももらえない。
どうするか??
毎日、朝、自宅の前で待ってます。
9時前ぐらいに
社長と奥様が出てきます。
「おはようございます!」(挨拶)
その後、駐車場まで一緒に歩きます。
駐車場まで行くと
息子さんが待っています。
車に乗ったところ見送って
「いってらっしゃい!」(礼)
何ヶ月ぐらい続いたか、、
ある時、駐車場まで一緒に歩いている時に
奥さんが言ってくれました。
「社長あんたのこと気に入ってるから頑張りなさい。」
それから数日後、
会社のミーティング中に社長秘書からTELがありました。
「明日社長が会いたいということですが、時間取れますか?」
「もちろんです!」
そのミーティングの場で大口の政策投資の注文をいただきました。
あの時、「ブラック企業」なんて言葉はなかった。。
あの時、「ブラック企業」なんて言葉はなかった。。
あの注文は、本当に嬉しかったし、
最高に幸せな瞬間だった。
会社ってそんな幸せがあって、
お金までもらえるんだから
やっぱりいい
MAC / 熊田 昌彦
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